「おふさ観音」とは
皆様が、元気になれるお寺

4,000種類以上のバラをはじめ、四季折々のお花が楽しめる、おふさ観音。「美しいお花たちによって、訪れる方々の心を少しでも安らげたい」という思いで育てているうち、現在の姿になりました。花いっぱいの美しい境内が、調和のとれた仏様の世界のようであることから、「花まんだらのお寺」とも呼ばれています。
おふさ観音では、大切にしていることが2つあります。ひとつは、庶民のお寺として、身近な存在であること。そして何よりも、「元気が出るお寺」であることです。
老いも若きも、お一人でもご家族でも、気軽にお参りし、美しい花々や涼やかな風鈴の音、御仏のお慈悲に触れていただきたい。そして心身をリフレッシュし、毎日を生き生きと過ごす元気や活力を得ていただきたいのです。
色とりどりのバラがあるように、色々な方が、おふさ観音に訪れます。一人でも多くの方がここで心を癒し、笑顔の花が咲くことを願っております。
おふさ観音の由来

■ 亀の背中に、観音さまが
おふさ観音は、高野山真言宗・別格本山のお寺です。
その本堂が建つ辺り一帯は、かつて「鯉ヶ淵(こいがふち)」と呼ばれる、大きな池でありました。
時は慶安3年(1650)4月、ある日の早朝のこと。この地で暮らす「おふさ」という娘さんが、鯉ヶ淵のそばを歩いていると、白い亀の背中に乗った観音様が、目の前に現れたのです。おふささんは、池のそばに小さなお堂を建て、そこに観音様をおまつりすることにしました。
その観音様は、色々なお願い事をかなえてくださるとして、近くの村人たちに厚く信仰され、大切にまつられました。やがて誰からともなく「おふさ観音」と呼ばれるようになったといいます。
■ 今に生きる庶民信仰のこころ
明治時代になり、「観音様のために、大きな本堂を建立しよう」という計画が持ち上がりました。そして様々な人たちが協力して寄付を集め、無事、現在の本堂が建てられたのです。完成した本堂には、高野山からお坊さんを紹介していただきました。
その後も、おふさ観音は多くの人たちに愛され続け、現在の高野山真言宗・別格本山へと発展していきました。
おふさ観音は、時の権力者や特別な地位の人によって建立されたのではなく、市井の人たちの手によって建てられ、守られてきたお寺です。そして、日々の悩みや苦しみに寄り添う、庶民信仰のお寺として、今もあり続けています。
霊場会について
おふさ観音は、「大和七福八宝の会」「大和十三仏霊場会」「大和ぼけ封じ霊場会」に入会しております。
霊場会とは、複数の神社仏閣で構成している会で、共通の納経帳(のうきょうちょう)、色紙、掛け軸などに集印をすることで、ご利益を授かっていただけます。
それぞれに特色のある神社仏閣ばかりですので、ぜひ一度お参りください。
【 大和七福八宝の会 】
七福神はインド、中国、日本と三国にわたる福の神です。縁を結べば「七福即生」の御利益があります。
「大和七福八宝めぐり」は、大和の七福神をまつる七社寺と、大和信仰の原点である三輪山をご神体とする大神神社で、七福八宝を頂く、おめでたいお参りです。
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【 大和十三仏霊場会 】
十三佛信仰は、古く室町時代から、日本人の生活に密着してきたものです。
十三の御仏を訪ね、御仏の心を培っていただくと共に、先祖供養霊、諸願を成就し、より豊かな明日の生活を築かれるよう、大和の名刹十三ヶ寺による十三佛霊場が開かれております。
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【 大和ぼけ封じ霊場会 】
大和の国、藤原京の大極殿を真ん中にして、東に安倍文殊院、西におふさ観音があります。
長寿にして英知ますます栄える姿を、より多くの方々に得ていただくことを願って、両山の山主は誓願を同じくして「大和ぼけ封じ霊場」を復興いたしました。
安倍文殊院では頭への、おふさ観音では身体への御加持祈祷をお受けいただきます。
安倍文殊院のサイトはこちら
寺院概要
◆寺院名おふさ観音 ◆所在地奈良県橿原市小房町6-22 ◆開門時間午前7時~午後5時(入場は午後4時半まで) ◆入場料・拝観料・境内への入場:無料 |
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◆お問い合わせ電話 0744-22-2212(受付時間 午前9時~午後5時)
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